お客様を大切にするということ

2020.05.08
度数調整可能な老眼鏡を売るメーカーとして、日々いろいろなお声をお客様から頂戴しています。
幸いなこととして、とても良いお声をいただくことが多いのですが、残念ながらお叱りをいただくこともございます。
そのお叱りの中でも、当社として心外なことを罵声で訴えてこられるお客様をいらっしゃいます。
このようなコロナ渦の影響で、皆さまがイライラなさっていることも十分理解できますが、度を過ぎた内容の場合は「大切なお客様」から
「対応を致しかねるお客様」へ変わってしまいます。
 
 
最近あったケースです。
メガネを買われたお店では、一旦使用したものを返品できないという特約を明記されておりました。
それは買われたお客様と、販売されたお店間で成立したお約束でもありますが、返品を受けないお店ではなく、当社のカスタマーサービスへご返金を希望する旨のお電話をされました。
「製品はそちらのものでしょう」「販売している店と違う」「製品にはメーカー名があるが、販売している店と名前が違うのは、違法行為だ」「消費者センターへ訴える」
という内容でした。通話の内容は終始必要に応じて、または顧客サービス向上の一環のために録音をしておりますが、コールセンターの社員を罵倒したり、言葉にできない暴言もありました。
 
 
メーカーとして、製品品質保証も行っています。そして瑕疵があれば、当社では無償交換も行っていますが、「店の名前と違う」とあらば、大半の流通している製品は全て同じようなもので、
メーカーが直接販売しない限り、それは違法でもなんでもありません。例えが極端ですが、購入した大根が「スーパーの名前」と「生産者の畑の名前」が違うことが違法だと申されているのと
同じです。この件は社内で重要問題として検討しました。消費者センターへもご相談しましたが、お客様と販売店間での問題であり、この返答としては「お買い上げ店のご相談ください」が正論だというアドバイスがありました。
 
 
お客様はたしかに私どもの「大切なお人」です。
私どもはお客様が困られていることや製品への苦情、ご意見、改善点について、教えていただけることもたくさんあります。
喜んでいただけているというお声が多い中で、おひとりでも我慢されていたり、使い方が分からないということでがっかりされているお客様とのお話を大切にしています。
しかし、一方的に度を超えた姿勢でお話になったり、脅したりするようなお客様へは冷静になっていただくまではご対応ができない場合があります。
時に法的措置を取らねばならないと判断するケースも他ではあると聞いておりますが、いまのところ当社ではそのような事例がありません。
 
 
恒常的に使用する処方箋メガネと違い、一般医療機器の一時使用のメガネを販売しております。
店頭でのご購入以外に、通販でもお求めになれる利便性もありますが、ご購入前には今一度製品の特長や機能、忌避内容をご確認・ご相談いただきたくお願い申し上げます。
当社のカスタマーサービスでは、ご購入前のご相談や製品へのご質問に自社スタッフでお応えしております。
ただすべてのお客様へ特注でおつくりしているメガネではありませんので、個人差があり、稀にフィットしないケースがあります。
 
 
「お客様を大切にする」ことは、お客様がご購入前から始まり、お使いいただいております間も続いてまいります。
良いお付き合いができますように願っております。
TOP

Contact お問い合わせ